FIRE達成後は自分の気に入った場所を点々と移動しながら生活することを目標としています。
私が完全FIREを達成できるのは早くても2023年の夏以降だと考えています。
まだまだ時間はあるようにも感じますが、年齢とともに時間の感覚が加速していることを考慮すると、快適な転住生活を実現する都市の条件について検討しておくべきでしょう。
とはいえ、今後さまざまな要因によって価値観も変わっていくでしょうから、その時は柔軟に対応するつもりです。
各種インフラ
やはり各種インフラが充実していることが大前提ですね。
重要視している項目から見ていきたいと思います。
交通インフラ
都市の交通インフラが発達していることは、絶対に譲れない条件の一つです。
これは国内外共通の条件です。
各地を転々とするライフスタイルなので、自家用車を所有することは考えていません。
実際、現在でも自家用車は所有していませんが、横浜駅から徒歩10分圏内に住むことで全く不自由なく暮らせています。
少なくともこの10年はそうやって暮らしてきた実績があります。
自家用車を所有することで発生するコストを住居費に振り替えれば、利便性の良い場所に居住することが十分可能になるということです。
鉄道、地下鉄、バスなどの交通網がしっかりしていれば一応大丈夫ですが、それに加えてトラムなどの市内電車やモノレールなどがあれば風情もあって更にいいですね。
逆に交通インフラが十分に発達していない都市だとどこに行くのも億劫になり、その結果引きこもり生活になってしまいます。(引きこもり生活は生活費削減には非常に効果的なのですが)
なので、心と体を健康に保ち、積極的に外出して、自分の目で見て手で触れて、心に刺激を与え続けようと思っています。
ショッピングインフラ
転住生活が始まると、持ち運べる限られた荷物のみで生活するいわゆるミニマリスト的な生活になると思いますが、娯楽としてのショッピングは人生を豊かにしてくれます。
私は基本的に人混みが苦手なタイプなのですが、複合型の巨大ショッピングモールでいろんな刺激を受けながら1日を過ごすというのもたまには必要だと思っています。
海外では不思議と人混みも気にならないですしね。
医療インフラ
今までは幸いにもあまり縁がなかった医療機関ですが、今後は加齢とともにもっと身近な存在となってくるでしょう。
いざというときにすぐに受診できる環境は必須です。
有名観光地であること
- 定住者(地元民)が旅行者などの他所者が多数訪れることへの耐性を持っていること。
- 他所者にとっても同類が多数いることで悪目立ちしないこと。
これらは非常に重要な要件です。
有名観光地(含むリゾート地)に定住している者にとって旅行者は害虫と同義です(笑)
なぜならそれは日常生活を蝕む存在だからです。
ちなみに観光業や飲食業など旅行者によって生計を立てている場合はこの限りではなく、むしろ金のなる木あるいは金の卵を産むニワトリとなります(笑)
私もかつて三浦半島の先端付近にある海水浴場周辺に住んでいたことがありますが、夏場の週末など道路が渋滞して日用品の買い出しさえままならないという状況でした。
日々ストレスを感じてイライラしていたことを思い出します。
それでも海水浴場であれば夏場だけ我慢すればそれですみますが、鎌倉に住んでいる友人などは年中そんな感じだと言っていますので想像しただけでうんざりしそうです。
しかし、そんな私でも旅行者という立場であれば人混みや渋滞もそこまで苦痛には感じません。
これは転住生活者になっても同じことであると思っています。
本当に嫌になれば別の場所に移動すれば良いだけですから。
定住者には逃げ場がないからストレスになるのです。
いずれにしても他所者がそこにいてもなんら違和感なく、かつ悪目立ちしないためには有名観光地であることが望ましいと思っています。
- 地元の人からは旅行者として認識されること
特に日本国内において非常に重要なポイントです。
それは日本人は旅行者(非当事者)に関しては寛大である一方、定住者(当事者)に関しては非常に厳格な価値観の共有を求めるからです。
この目に見えない地域コミュニティのプレッシャーというのは極めて厄介な代物で、海外から日本に帰国した際など特に感じることです。
それは日本に戻って来れば日本人らしい振る舞いをしなければならないというプレッシャーのことです。
また、他人が日本人らしくない振る舞いをしているのを見聞きするだけでも非常にストレスが溜まります。
一方で東南アジアなどに滞在していると、不思議なくらいのんびりした気分でいられますし、現地人のルーズ対応も特に気にならなくなります。
食文化が豊か
転住生活では外食中心の生活を想定しています。
これは何も特別なことでもなく、現状そういう生活をしているので特に違和感はありません。
普段から自炊はせずに惣菜を買ってきてご飯だけ炊いたり、弁当を買ってきたり、外食するなどして生活しています。
本格的な自炊を放棄した理由は下記のとおり
- 水回りが汚れる
- 生活臭が染みつく
- 下準備後片付けが面倒
最初は健康維持に不安を感じたこともありますが、一応10年間無事に過ごせています。
ちょっと話がそれましたが、外食機会が増えるため選択肢が多いのは絶対条件です。
それに加えてコストとクオリティ、特に衛生面について旅行者の基準を満たされること。
海外の安くて美味しいローカルフードは日本人旅行者の胃腸に優しくないことも多いです。
それでも東南アジアではローカルフードを好んで食べるので、基本的に滞在中はずっとお腹がゆるい状態ですが、便秘になるよりもいい気がしています(笑)
また、海外では日本食に飢えたときに手軽に調達できることも条件の一つとなるでしょう。
過去にアメリカ食文化圏において生活した際に、わずか3日で食傷気味となった経験があります。
他に中華料理やインド料理およびイタリア料理(世界のどの都市でも食べれる3大料理)といった逃げ道があれば大丈夫ですが、アメリカンフードオンリーだとかなりキツかったです。
海外限定条件
非白人国であること
こういう趣旨の意見を公開するとちょっとザワつくことは覚悟の上で述べさせてもらいます。
私が仕事で二十数か国を訪問した経験に基づいて言えることは、我々日本人を含め有色人種は白人主体の国では少なからず人種差別を受ける可能性があるということです。(かなりオブラートに包んでみました!)
これは差別する側の当人にあらゆる意味で余裕がない場合、もっと言えば当人にとって白人であることだけが唯一の優位性である場合などに顕著となります。
私には「この世のあらゆる差別と闘う」などという気概はなく、せっかくの楽しい転住生活においてわざわざリスクを取りに行く必要はないと考えているに過ぎません。
日本との距離が近いこと
転住生活なので海外と日本を行ったり来たりすることが前提です。
当然その距離は近い方が良いということになります。
まあ、距離が近いからという理由だけで隣国に行くことは絶対にありませんが(笑)
距離が近ければ費用も時間も節約できます。
英語が通じやすいこと
私がどの程度英語を使えるかはさておき、滞在国で英語が通じなければ生活の利便性が大きく損なわれてしまいます。
挨拶や買い物など簡単な会話は慣れれば現地語でも大丈夫ですが、英語以外の言語において読み書きのハードルはかなり高いです。
私も過去にタイ語に挑戦して玉砕したことがあります。
英語が通じやすいという表現から分かるとおり、あくまでも非ネイティブ国を想定しています。
ネイティブ国は白人主体の国なので選択肢から外れています。
ビザなし滞在日数が多いこと
海外の場合、あえてビザを取得してまで滞在日数を増やそうとは考えていません。
世界最強の日本国パスポートの特権をフルに活用して、その国のビザなし滞在日数の枠内での滞在が基本です。
将来的にリタイアメントビザを取得することも否定できませんが、もしそうなった場合でも住民票は日本に置くつもりです。
日本に住民票を置く一番の理由は、現在の投資スタイルが日本の証券会社を利用したFXトレードだからです。
日本の証券会社は基本的にサービス対象者を日本在住者に限定しています。
まとめ
自分自身が転住生活において重視する条件を考えることで、具体的にどこで生活すれば良いのか明確になってきました。
次回は具体的な候補地とその選定理由について考察してゆきます。